品質保証システムは、お客様である病院が要求される品質を、QFD(品質機能展開法)を活用した5つのサブシステム(1.お客さまのニーズの把握 2.お客さまのニーズの翻訳システム 3.コスト管理システム 4.品質確保システム 5.品質向上システム)により、首尾一貫した情報伝達を行って保証する業務システムであります。
病院が要求される品質は、仕上がり特性(美観性・汚れ除去性・迅速性・確実性・清潔性など)とマナー特性(応対性・適時性・作業安全性・情報守秘性・静音作業性など)であります。
しかし、仕上がり特性とマナー特性は、サービス品質の特徴から捉えにくく、標準化がやりにくいので提供品質の確保がむずかしく、お客様の満足を得るのは大変でありました。当社のサービスの現場を細かく調べてみますと、標準類が未熟で役に立っていないことから、作業者教育が不十分であることが判明しました。
そこで、従来の標準類に動画・アニメーション・ナレーションなど、視聴覚を加えて表現したよりわかりやすいビジュアルマニュアル(Visual Manual:VM)を開発いたしました。これによって作業者が作業マナーや作業手順を容易に理解できるようになりましたので社内に伝達しやすくなり、ホスビックにおける品質情報首尾一貫化が可能になりました。結果として従業員満足度(ES)が向上し、提供品質の確保が容易になり、顧客満足度(CS)の向上が実現しました。